【12月26日 AFP】イスラエル軍は24日、7月に刃物と銃でイスラエル人を殺害し実行犯とされるパレスチナ人2人のうち一人の自宅を破壊したと発表した。

2人は7月10日、エルサレム近郊のショッピング街でシャレフ・ズブルーニーさん(22)を殺害した後、イスラエル軍に射殺された。

イスラエル軍は24日、占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のバザリヤ村に複数の重機を投入し、容疑者の一人の自宅を破壊した。

同軍は声明で、「グシュ交差点で銃撃・刺傷事件を起こし、シャレフ・ズブルーニーさんを殺害したテロリストの自宅を破壊した」と述べた。

バザリヤ村議会のハゼム・ヤシン議長はAFPの取材に対し、イスラエル軍による住宅破壊を「凶悪犯罪」と非難した。

イスラエル軍は破壊に備えて夜明けから村の出入り口を封鎖していたという。

ヤシン議長は「予防措置として学校を休校にした」と述べ、容疑者の家族は破壊の通知を受け、約1か月前に退去したと説明した。

AFPのカメラマンは、破壊後の瓦礫の山に登り、パレスチナ国旗を振る子どもたちを目撃した。

イスラエルは1967年の第3次中東戦争以来、ヨルダン川西岸を占領しており、同国軍は、イスラエル人を襲撃・殺害したパレスチナ人の家を定期的に破壊している。

イスラエル政府はこうした家の破壊について、犯罪抑止効果があると主張して正当化しているが、家族を路頭に迷わせる集団懲罰の一種だと批判されている。(c)AFP