交際中の暴力、2025年は10万件に迫る…韓国警察が統計システム新設へ
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交際中に発生する暴力、いわゆる「交際暴力」の件数が2025年に入り急増し、年末には10万件に迫る見込みとなったことから、韓国警察はこれまでの手書きによる統計管理を改め、公式な統計を収集・分析できるシステムの構築に着手した。
交際暴力は、韓国の現行法上で明確に定義された犯罪類型ではないため、実態把握が困難であった。これまで警察は2016年ごろから各警察署単位で手書きにより集計していたが、件数が急増する中、正確な統計管理と実効的な対策を可能とするため、刑事司法情報システム(KICS=キックス)内に専用のチェック欄を新設し、今後はシステムベースでの一元管理に移行する。
警察庁によると、交際暴力に関する通報は2021年に5万7305件、2023年には7万7150件へと増加し、2025年は11月時点ですでに9万6520件に達している。12月末には10万件を突破する見通しだという。
新たに導入されるシステムでは、既存の手書き集計から脱し、キックスおよび犯罪捜査支援システム(CSS)を通じた電子管理を基本とする。キックスの犯罪統計票入力画面に「交際暴力」チェック項目が追加され、担当の捜査官が事件情報を入力する際に該当項目にチェックすることで、統計情報が自動的に分類・抽出される。
従来は、統計項目が「検挙人数・拘束状況」「加害者の年齢」「職業」「前科」「被害者の性別」など5項目に限られていたが、今後は21項目へと大幅に拡充される。追加される項目には、「犯行の時間と場所」「捜査のきっかけ」「発生から通報までの所要時間」「加害者と被害者の関係性」「犯行時の加害者の状態(飲酒の有無など)」「再犯の種類と期間」「警察官の対応内容」などが含まれる。
また、被害者側の統計も具体化され、「身体的・財産的被害の程度」や「被害者のタイプ」、さらには加害者が公務員だった場合の所属機関なども記録される。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News