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【12月26日 KOREA WAVE】かつては紹介や合コンが主流だった恋人探し。だが今、韓国のMZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)では「多数の異性と短時間で出会える」スタイルのイベント、いわゆる「ソロパーティ」が注目を集めている。

このソロパーティは、1対1の気まずさを回避しつつも、恋人候補とのリアルな出会いを効率的に得られる新たな恋愛の形として定着しつつある。

12月19日、ソウル市内のあるビル前。氷点下近い寒さにもかかわらず、恋のチャンスを求めて集まった若者たちの熱気が辺りを包んでいた。

イベントは2部構成で進行され、第1部では年齢や職業などの個人情報を伏せたまま会話を楽しむスタイルが特徴。名前だけを明かした状態で、条件よりも「人柄」に焦点を当てた交流が促される。

会場には10人掛けのテーブルが8つ設置され、参加者は男女比50:50で構成。自己紹介、第一印象の共有、理想のタイプのシェアなどが進められた。

この日もっとも盛り上がりを見せたのは、名前を明かさずにメッセージを送り合うコーナー。ある男性参加者は「この小さな紙には気持ちが収まらない」とし、自らの電話番号を記したメモを手渡す一幕も。見事、カップルが成立する瞬間が生まれた。

意気投合した参加者たちは、連絡先やSNSアカウントを交換し、次のデートへと繋げていく。

MZ世代がソロパーティに惹かれる理由は明確だ。ひとつは、司会者の進行により1対1よりも自然な雰囲気で異性と会話できること。もうひとつは、複数人と同時に出会えるため、コストパフォーマンスが高い点にある。

また、近年の恋愛バラエティ番組(『私はソロ』『ソロ地獄』など)の人気が、多人数の出会い形式に対する心理的ハードルを下げたとみられている。

参加した20代女性は「1対1の紹介ではうまく話せないことが多いけれど、ここでは進行役がいて安心。複数の異性と話せるのも魅力的だった」と語った。

恋人探しに限らず、「さまざまな人との出会いが楽しい」という声も多い。30代女性参加者は「新しい人と話すだけでも十分に楽しかった」と話す。

一方で、「見ず知らずの人ばかりで少し構えてしまう」といった慎重な声も。紹介者の信頼を通じて安心して参加できる従来のスタイルに比べ、オープンなパーティ形式には不安を覚える人も少なくない。

一部の運営会社では、かつて写真や書類による参加審査を設けていたが、近年では過度な写真修正や虚偽情報の問題から、この制度を撤廃する動きが進んでいる。

恋人探しの手段が多様化する中、ソロパーティは新たな出会いの選択肢として今後も支持を広げていく可能性がある。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News