【12月25日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領(共和党)は24日、クリスマスのあいさつでも野党・民主党を「極左のくずども」と攻撃した。

トランプ氏はクリスマスイブをフロリダ州の私邸「マールアラーゴ」で過ごし、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)による「サンタクロース追跡ホットライン」に電話で参加したり、世界中に展開する米兵にクリスマスのあいさつを送ったりした。

だが、対立する民主党には同じような温容な態度を示さなかった。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「わが国を破壊しようとあらゆる手を尽くしているが、ひどく失敗している極左のくずどもを含めて、皆さんにメリークリスマス」と投稿。

「もはや米国にオープンボーダー(国境開放政策)、女子スポーツへの男性参加、誰でもトランスジェンダー、弱い法執行機関といったものは存在しない。米国に存在するのは、史上最高値を更新した株価と401k、数十年ぶりの低犯罪率、インフレなし、そしてきのう発表された国内総生産(GDP)4.3%増だ。予想を2ポイント上回った」と付け加えた。

民主党は。物価高騰対策をめぐりトランプ政権を批判している。

米商務省は23日、第3四半期(7~9月期)のGDPが前期比年率で4.3%増えたと発表した。伸び率は2年ぶりの高さだった。

だが、消費者物価指数も3.4%上昇しており、前期の2.0%と比べてインフレが高進している。(c)AFP