『護縁』=NCソフト(c)news1
『護縁』=NCソフト(c)news1

【12月25日 KOREA WAVE】韓国の大手ゲーム企業が、業績が振るわないゲームタイトルのサービスを相次いで終了させ、収益性の高い主要IP(知的財産)への資源集中を進めている。競争の激化と市場構造の変化に対応し、「選択と集中」の経営戦略が業界全体に広がっている。

NCソフトは12月21日、人気IP「ブレイドアンドソウル」をもとに開発した収集型RPG『護縁』のサービスを2026年2月19日に終了すると発表した。護縁は2024年8月に正式リリースされたが、期待された成果を上げられなかった。

同日、『ブレイドアンドソウル2』の終了も発表された。2021年に公開されたこの後継作も、課金体系やゲーム性に対する批判を受け、2026年6月30日をもってサービス終了となる。すでに今年10月には日本市場から撤退していた。

NCソフト関係者は「市場競争力を強化するためのポートフォリオ再編の一環。新作の完成度向上に集中する」と説明している。

ネクソンも迅速な対応を見せている。チーム対戦型バトルロイヤル『SUPERVIVE(スーパーバイブ)』は2026年2月26日に終了予定。元『LoL』開発者が設立した開発会社による注目作だったが、立ち上げから半年で幕を下ろすことになった。

また、人気IPを継承した『カートライダー ドリフト』も、わずか2年でサービスを終了。開発を担当していた子会社ニトロスタジオの経営悪化が影響した。現在は「カートライダー:クラシック」の開発を本社が引き継いでいる。

クラフトンの新作『ディンカム・トゥギャザー(Dinkum Together)』もリリースが白紙化された。北米市場で発売されたものの、今後の展開が見込めないと判断し、2026年1月21日をもって開発とサービスを終了する。

こうした一連の動きの背景には、ゲーム供給の急増と市場競争の激化がある。キウム証券のキム・ジング研究員は「AIの活用で開発の難度は下がった一方、新作の成功ハードルは上がった。ユーザーがSteamなどで評価の定まったゲームを好む傾向が強まり、新作が入り込む余地が狭まっている」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News