【12月24日 AFP】ロシアの捜査委員会は24日、首都モスクワで夜間に爆発が起き、警察官2人が死亡したと発表した。警察官は不審者を見つけ、呼び止めようとしたところ爆発が起きた。

現場は、22日に車両の下に仕掛けられていた爆弾が爆発し、参謀本部の高官が死亡した場所のすぐ近くだった。

捜査委員会は、警察車両の近くにいた容疑者に警察官が接近したところ「爆発物が作動した」と説明した。

テレグラムで先に発表された声明によると、現場では「法医学鑑定や爆発物鑑定」などが進められているという。

現地メディアが報じた映像によると、現場は封鎖され、多くの警察官が配置されている。目撃者の話では、爆発は午前1時30分(日本時間24日午前7時30分)頃に発生したとされる。

22日に起きた車両の爆発では、参謀本部の訓練部門トップであるファニル・サルバロフ中将が死亡した。

2022年2月にロシアがウクライナ侵攻を開始して以降、ロシアの軍事関係者や政権寄りの人物を標的とした攻撃が数回起きている。

これら攻撃の一部についてはウクライナが実行を認めているが、22日の爆発については現時点ではコメントしていない。(c)AFP