韓美薬品の研究員ら=韓美薬品提供(c)news1
韓美薬品の研究員ら=韓美薬品提供(c)news1

【12月24日 KOREA WAVE】韓国の製薬大手「韓美薬品」が独自開発した肥満治療用の新薬「エフペグレナチド(efpeglenatide)」が商用化を目前に控えている。5年前にグローバル製薬企業サノフィから開発権が返還され、一時は“失敗”と見られていたが、韓国国内臨床の成功とともに復活を遂げた。

韓美薬品は12月21日、食品医薬品安全処にGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体作動薬の肥満新薬「エフペグレナチド自動注入器」の品目許可を申請した。これは11月末に同薬が「革新製品迅速審査(GIFT)」対象に指定されてから、わずか20日後のスピード申請となる。

GIFT制度は生命を脅かす重篤疾患や革新性の高い医薬品に対し、審査期間を従来の120日から90日に短縮する制度で、韓美薬品はすでに臨床データの準備を終えており、早ければ2026年後半にも市販が可能とされている。

エフペグレナチドは、2015年に韓美薬品がサノフィへ最大5兆ウォン規模で技術輸出した「クォンタム・プロジェクト」の中核候補だった。しかし2020年、サノフィが経営戦略変更を理由に契約を解除。通常、技術返還された新薬候補は“失敗”として市場価値を失い開発が中止されるが、韓美薬品はその後も独自に研究を継続した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News