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【12月23日 KOREA WAVE】アイドルのショーケース現場は、常にときめきと緊張が共存する空間だ。ニューアルバムの第一印象が決まる場であり、観客やメディアがアーティストの姿勢と誠実さを最も間近で確認できる瞬間でもある。

最近、現場で特に目立つのは「プロンプター(カンペ)」の使い方だ。プロンプター自体は今や業界の標準的な装備であり、多国籍メンバーのいるグループや新人にとって、事務所が一定の補助を用意するのは自然な流れだろう。

問題は「使うこと」ではなく、「どう使うか」だ。

視線をわずかに移して内容を確認する程度なら支障はない。だが、最近では一部のグループが、まるで台本を読み上げるかのようにプロンプターに依存し、発音や口調が不自然になり、文を機械的に読み上げる姿が散見される。最近開かれた、あるガールズグループのショーケースもそうだった。

記者団との質疑応答は、アーティストの「思考」を確認できる数少ない機会だ。にもかかわらず、プロンプターに映る文章をただ読み上げることに必死な様子を見ると、「これは本当にこのアーティストの考えなのか?」と疑念を抱かずにいられない。

作詞・作曲に関与していなくても、一人の「プレイヤー」として、今回の作品で自身が感じたことや伝えたいメッセージを「ほんの数行」でも自らの言葉で語るべきではないか。

一方で、「準備されたアイドル」たちはその姿勢だけで現場の空気を一変させる。たとえば、BTS(防弾少年団)はデビュー初期から記者会見に自ら紙とペンを持参し、自分の言葉でまとめた回答を用意して臨んでいた。

最近、ショーケースを開いた&TEAM(エンティーム)も、日本人メンバーが多数を占める中、韓国語での質疑応答に誠実に取り組み、論理的かつ真摯な回答を見せた。

このように、質問に対して自らの考えをしっかりと整理して伝えるアイドルは他にも多く存在するため、プロンプター頼りの姿勢はなおさら浮き彫りになる。

チームと作品に対する責任感、そして自ら伝えようとする意志――それらすべてが合わさって「準備されたアイドル」という印象を形成する。

だが、プロンプターをただ読み上げるだけのアーティストは、自らその誠意を希釈しているという事実を、今一度胸に刻むべきだ。【news1 ファン・ミヒョン記者】

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