【12月23日 AFP】米内務省は22日、国家安全保障上のリスクを理由に、国内で建設中の五つの洋上風力発電事業すべての使用権を一時停止したと発表した。ドナルド・トランプ大統領が反対姿勢を強めるこの産業の将来に、新たな疑念を投げかける形となった。

トランプ氏は、特に風車の外観に対して長い間反対の意を示しており、2期目のトランプ政権は風力発電事業の実施を制限するための複数の試みを行ってきた。

内務省は、大西洋岸沖の複数のプロジェクトに関する発表で、「最近完成した」国防総省の機密報告書で指摘された国家安全保障上のリスクに言及した。

具体的なリスクについては明らかにしなかったが、エネルギー省が以前にレーダー干渉に関連する潜在的な問題を特定していたことを指摘。この措置は即時発効し、政府の懸念を緩和するための時間を提供すると述べた。(c)AFP/Charlotte Causit and Nina Iseni