韓国がん死亡率、22年で40%減少、ただ依然として死因1位…早期診断と治療技術の進展が貢献
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【12月22日 KOREA WAVE】韓国におけるがんによる死亡率が、過去22年間で40%近く減少したことが分かった。一方で、依然としてがんは韓国人の死因第1位であり、超高齢化に伴い死亡者数そのものは増加傾向にある。
韓国がん学会は12月18日、ソウル市内で「がん研究動向報告書2025」の発刊を記念する記者会見を開き、こうした最新の統計を公表した。
報告書によると、2001年に人口10万人当たり246.2人だったがん死亡率は、2023年には147.6人まで下がった。死亡者数そのものは2001年の5万9288人から2023年には8万5271人へと増えたが、相対的な死亡率は大きく低下している。これは、早期診断の普及と医療技術の発展によるものと分析されている。
特に、韓国におけるがん患者の5年相対生存率は2000年の46.5%から2018年には71.7%にまで上昇した。「胃がん」「大腸がん」「乳がん」については、世界で最も死亡率が低い水準にあるとされる。
報告書を取りまとめたパク・ドジュン発刊委員長(ソウル大学病院教授)は、「国家がん検診による早期発見と、医療現場の高い治療実績が成果につながった」と述べた。
さらに報告書では、がん治療の継続的な成果のためには研究者主導の臨床試験強化が不可欠だと指摘。2024年時点で韓国は「臨床試験実施国ランキング」で世界6位に位置するが、全体の約70%は製薬会社など依頼者主導であり、研究者主導型は29.3%にとどまる。
一方、中国は国家主導で研究支援を強化しており、がん臨床試験の件数は2020年の1394件から2024年には2201件に急増。韓国の323件から215件、米国の2651件から2030件への減少とは対照的だ。
中国政府は2022年、国家重点研究開発プロジェクトの一環として、生物・生命科学分野に約53億元を投じ、そのうち47%をがん研究に集中させている。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News