プーチン氏「ロシアが戦争始めたわけではない」、人命喪失の責任ないと主張
このニュースをシェア
【12月20日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(73)は19日、欧州で第2次世界大戦以来最悪の紛争となっているウクライナ侵攻による大勢の死者について、「ロシアに責任があるとは考えていない」と述べた。
プーチン氏は年末恒例の大規模記者会見で国民に向けて自信に満ちた口調で、ウクライナ侵攻を推し進める方針を明らかにした。
プーチン氏は、和平協議が決裂した場合、自身がロシア領だと宣言したウクライナ領のうち未制圧の部分について、武力で奪取すると繰り返し述べている。
プーチン氏は、「ロシアがこの戦争を始めたわけではない」「人命の喪失について、ロシアに責任があるとは考えていない」と主張し、ロシア側が繰り返し主張してきたナラティブを繰り返した。
プーチン氏は2022年2月、ウクライナへの全面侵攻を命じ、同国に軍を派遣した。
さらにプーチン氏は、和平交渉への遅延工作を否定し、ロシア側は「いくつかの妥協案」に同意したと主張したが、詳細は明らかにしなかった。
プーチン氏は「ボールは今や完全に西側諸国の側にある。まず第一に、ウクライナ政権の首脳とその欧州の支援者たちだ」と述べた。(c)AFP
