偉大な抗戦精神から人類運命共同体の構築まで・中国
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【12月29日 People’s Daily】2025年9月3日、中国人民は平和を愛する世界各国の人びとと共に、壮大な閲兵式を催し、歴史を銘記し、先烈を追悼し、平和を大切にし、未来を切り開くことを誓い合った。
習近平(Xi Jinping)総書記は記念大会において「中国人民は歴史の正しい側、人類文明の進歩の側に確固として立ち、平和的発展の道を堅持し、各国の人民と手を携えて、人類運命共同体を構築していく」と厳かに宣言した。
我々が記念するのは、得難い平和であり、国境を越えて肩を並べる連帯であり、古代から中国が危難(きなん)の中から不死鳥のように再生した歩みである。偉大な抗日戦争の精神は、平和を希求する全人類の永遠の願いと正義を守り抜く揺るぎない決意を体現し、暗闇の深淵にあってなお誇らしげに燦然と輝く人間性と正義の光である。
この精神の光は決して色あせることなく、今日の様々な課題に向き合う上で、示唆と指針を与えている。
偉大な勝利から偉大な復興へ、救国存亡の闘いから世界に視野を広げる歩みへ、中国は常に、自らの運命を広い世界の座標軸に置いて進んできた。かつて民族の独立と解放を死守した志は、今日では世界の恒久平和と共同安全を守る責務へと昇華した。かつてファシズムに各国と共同で立ち向かった精神は、より広く、より深い国際協力を進める不断の努力へと受け継がれている。侵略と強権に抵抗したあの不屈の勇気は、国際関係の民主化、新しい国際関係の構築、国際的な公平と正義を守るための主体的な行動へと発展している。
80年前、2度の世界大戦という惨禍に、国際社会は痛切な教訓を得て、国際連合が誕生し、グローバル・ガバナンスは新たな段階に入った。中国はこの新しい国際秩序の誕生に重要な貢献を果たした。
そして80年後の今日、不安定で不確実で予測困難な要因が著しく増大する世界において「人類運命共同体」の構築こそが、国際社会を時代の困難から救い出し、共通の繁栄を実現する大いなる正道である。
多国間主義を実践し、団結と協力を堅持することは、人類が歴史の経験から编み出した生存の知恵であり、現在の諸問題に対応する際の必然的な選択である。世界反ファシズム戦争の偉大な勝利は、各国が歴史的背景やイデオロギー、社会体制の違いを乗り越え、最も広範な反ファシズム統一戦線を築き、団結と連携で暴虐に立ち向かった輝かしい模範的な歴史的事例である。
今日を見渡しても、人類は多くの地球規模の課題に直面しており、どの国も無関係ではいられず、一国の力だけで全てを解決することは到底できない。世界の運命は各国が共に掌握すべきものであり、国際ルールは各国が共に作り上げ、地球規模の課題は各国が共に対処し、発展の成果は各国が共に分かち合うべきものである。
国際情勢が複雑に揺れ動く時代であればあるほど、国際連合の権威を固く守り抜くことが求められている。80年間、国連は最も普遍性、代表性、権威性を備えた政府間の国際機関であり続けている。
過去の歴史に鑑みて、未来を見据える。歴史は我々に次のことを啓示している。文明は後退させてはならず、ひたすら前進しなければならない。世界は分断されてはならず、団結し共生しなければならない。人類は偏見や差別、憎悪や戦争を遠ざけ、手を取り合って運命共同体の明日を築かなければならない。(c)People’s Daily /AFPBB News