【12月19日 KOREA WAVE】
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韓国で政治家への資金提供疑惑が浮上している世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が、2022年の大統領選直前に日韓海底トンネルの推進をテーマとした国会イベントを開催し、保守系「国民の力」の当時の現職国会議員6人が出席していたことが明らかになった。

この行事は2022年1月、教団「天宙平和連合(UPF)」および「Think Tank 2022」が韓国国会図書館で主催したもので、表向きは「新統一韓国に向けた日韓関係と東北アジア平和ビジョン」がテーマとされたが、実質的には統一教会が長年掲げる日韓海底トンネル構想の推進が目的だったとみられる。

当時、イベントに参加したとされるのはカン・ギユン氏やイ・ダルゴン氏、パク・ソンミン氏ら。ほか3人の議員も含まれており、全員が保守の影響力を持つ「嶺南圏」出身の議員だった。

カン・ギユン氏の側近は「議員本人はイベントの主旨を把握していなかった。地元有力者の依頼で事務所スタッフが対応した」と釈明し、「本人はキリスト教信者で統一教会とは無関係」と関係を否定した。

講演したとされるイ・ダルゴン氏や、出席したパク・ソンミン氏らからは明確な回答は得られていない。

イベントでは、教団創始者の故ムン・ソンミョン(文鮮明)総裁の家族であるムン・ヨナ(当時UPF韓国会長)が「日韓海底トンネルが東北アジアの平和の礎となることを願う」と挨拶し、参加者に構想の重要性を訴えた。

また、韓国国内で教団の政治ロビーを担当していたとされるユン・ヨンホ氏(前世界本部長)と連携していた人物も参加し、大統領選に向けた各陣営への接触を進めていたとされる。

韓国国会図書館の施設を利用するには、必ず現職議員の名義で申請が必要とされる。このため、イベント開催には議員本人の同意・承認が不可欠であり、「教団との関係を否定しても、一定の政治的関係性を示している」との指摘も出ている。

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