韓流スターも来た!…「メディキューブ聖水」外国人に人気のKビューティースポットに
このニュースをシェア
【12月18日 KOREA WAVE】「タイではメディキューブがすごく有名なんです。ブースタープロを直接使ってみたくて来ました」。タイ人観光客デビーさんの声だ。
クリスマスを目前に控えた平日のソウル・聖水(ソンス)洞。若者と観光客でにぎわう通りではキャロルが流れ、各所で開かれたポップアップストアに列をなす人々の姿が目立つ。外国人観光客の増加で、街を歩けば英語や中国語も珍しくない。
そんな熱気の中、ピンク一色の建物が目に留まる。壁一面に貼られたガールズグループIVE(アイヴ)のチャン・ウォニョンの巨大写真が道行く人の視線を引きつけている。手に「オリーブヤング」のショッピングバッグを持った外国人たちが次々とこの店舗に吸い込まれていく。
ここは韓国の美容機器メーカー「APR(エイピーアール)」が12月に新たにオープンした3号店「メディキューブ聖水(ソンス)」フラッグシップストア。弘大(ホンデ)・狎鴎亭(アックジョン)に続き、韓国コスメを代表するメディキューブが打ち出した体験型ストアの最新拠点だ。
延べ面積約450㎡の2階建ての店内は、「ピンク・フェアリー」をテーマに幻想的な雰囲気で構成。入口には巨大なピンクの蝶のオブジェが来店客を出迎え、訪れた人々はここで写真を撮るのに夢中だ。
1階の中央には、APEC首脳ファーストレディらに贈られ話題となった限定版「ブースタープロ日月五峰図エディション」が展示。韓国の伝統美を表現した螺鈿(らでん)模様と、「チョクドゥリ(伝統冠)」をモチーフにしたデザインが目を引く。隣には「マイメロディ」とのコラボモデルもあり、来場者はカメラを向けていた。
続くコーナーでは、韓国・中国・日本など各国で人気のベストセラー商品が紹介され、国ごとの“売れ筋”を比較できる工夫も。
階段を上がると現れるのは、クレンジング、コスメ、デバイスの3つの体験ゾーンだ。
クレンジングゾーンでは、実際に洗面台で製品を試せる。デバイスゾーンには「ブースタープロ」「ハイフショット プラス」「ミニブースター」などの人気美容機器が並び、自由に試用可能だ。
この日、最もにぎわっていたのは「デバイスデコレーションゾーン」。“自分だけの美容機器を作ろう”というテーマのこのコーナーでは、製品購入者がその場でキラキラのステッカーやストーンを使って、自分好みにアレンジできる。
カップルで訪れていたチョさんは「インスタでこの店の情報を見て来た。体験ゾーンも分かりやすく、楽しい。特にこのデコレーションが楽しみだった」と笑顔で話した。
2階奥には製品ライン別のディスプレイ棚もあり、肌悩みに合わせて選びやすい。店員がカウンセリングしながら商品を提案してくれるのも特徴だ。
タイから来たというデビーさんは「ブースタープロを試すのが目的だった。タイでも人気だけど、韓国で直接買いたかった」と話した。ほかにも、外国人観光客たちは手に「オリーブヤング」や「スタイルコリアン」の袋を持ち、製品を比較しながら店内を回遊していた。
5万ウォン以上購入すると、フォトブースを無料で使える特典も。ピンクフェアリー風のフレームで写真をプリントできるこのサービスは、訪問記念にぴったりだ。
APRは「従来のフラッグシップとは異なるコンセプトで、ブランド体験をより多くの人に届ける空間を目指した。聖水は外国人旅行者にも人気のエリア。今後、グローバルな顧客と触れ合える重要な拠点になるだろう」と展望を語った。
オープン初日にはチャン・ウォニョンが店舗を訪れ、その様子がSNSでも拡散。今後、来場者へのノベルティ配布やイベントも多数企画されており、“メディキューブ聖水(ソンス)”は新たなK-ビューティー体験のランドマークとして注目を集めている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News