Xキャプチャー(c)news1
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【12月18日 KOREA WAVE】北朝鮮・平安北道(ピョンアンプクト)新義州(シニジュ)で、朝鮮労働党の地方委員会建物とみられる施設が火災により全焼した可能性があることが12月17日までに分かった。現場の様子は中国側からも確認されたが、情報の拡散は制限されたとみられている。

SNS「X(旧Twitter)」には7日、中国遼寧省丹東の市民が撮影した映像が投稿された。映像には、鴨緑江を挟んで対岸に位置する北朝鮮・新義州市内から、黒煙が大きく立ち上る様子が映っていた。

投稿者は「新義州で何が起きているのか。街全体が煙に包まれている」とコメントした。

衛星写真の専門家による分析によれば、火災が発生したのは平安北道労働党委員会の庁舎である可能性が高い。11月22日時点では建物の存在が確認されたが、今月14日の衛星写真では建物が完全に撤去された様子が確認された。

韓国政府関係者もこの「異常動向」を把握しており、統一省関係者は「建物の解体は確認されたが、原因が火災によるものかは断定できない」と語った。

当該の建物は、党中央の指示を地方で実行に移す重要機関であり、地方の党運営を統括する役割を担っている。

新義州は中朝国境の要所であり、貿易拠点としての重要性から、党責任書記には平壌からの派遣幹部が就任するのが通例。現在は党中央規律調査部長出身のキム・チョルサム氏が責任書記を務めている。

警備が厳重とされる施設が全焼するほどの火災は極めて異例であり、一部では「放火」の可能性も慎重に取り沙汰されている。党に対する個人的な恨みによる犯行の線も完全には否定できない。

キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記は先月末にも新義州を訪れ、完成間近の温室農場を視察するなど、同地域の開発に強い関心を示しており、党中央による徹底的な調査が進められていると推測される。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News