米国連邦議会議事堂=Pixabay(c)KOREA WAVE
米国連邦議会議事堂=Pixabay(c)KOREA WAVE

【12月17日 KOREA WAVE】韓国SKグループが米国内での対外協力(ロビー活動)体制を強化する中、同グループのロビイストたちが米政界で存在感を高めている。

韓国メガ・ニュース(MEGA News)のリュ・ウンジュ記者の取材によると、米国の政治専門メディア「ザ・ヒル(The Hill)」が最近公開した「2025年最高のロビイスト」名簿に、SKグループの対外協力組織で活動するアラン・ジェマソン、マイケル・マンスール、マシュー・ミラーの3氏が選ばれた。SK関係者が名簿に含まれたのは2023年に1人、2024年に2人、そして今年は3人と年々増加傾向にある。

ザ・ヒルは毎年、企業・業界団体・地方自治体・労働組合など多様な利害関係者を代弁するロビイストの中から「政策と政治の流れに目に見える影響を与えた人物」を選定している。選定は単なる人気投票ではなく、議会や行政府、業界関係者から数千件の推薦を受け、その中から人物を絞り込む方式をとっている。今年だけで1800人にのぼるロビイストが候補に挙がった。

業界では、ザ・ヒルによる「最高のロビイスト」選出は政府の公式表彰ではないものの、ワシントンでのネットワークや政策関与経験を外部評価として確認できる指標として活用されることもある。実際に、米国の法律事務所やロビイング会社が受賞実績を対外的な広報に積極的に利用しているという。

今回選出されたSKのロビイストたちの経歴には「議会での経験」が共通項として挙げられる。アラン・ジェマソン氏は米下院での経験をもとに2018年からSK関連の対外協力業務を担当しており、マイケル・マンスール氏は共和党所属の下院議員事務所などで勤務した経歴がある。マシュー・ミラー氏も上院財政委員会などでの勤務を経て、2020年にSKハイニックス・アメリカに合流し、半導体・エネルギー関連の問題を担当してきた。

SKハイニックスやSKイノベーション(SKオン)などグループ主要企業が対米投資を大幅に増やしている中、SKグループの対米ロビー支出も拡大傾向にある。米上院に提出されたロビー活動公開法(LDA)資料によると、SKは昨年に計708万ドル、今年は第3四半期末時点で546万ドルをロビー活動に支出しており、このうち直接的なロビー費用が420万ドルとなっている。

通常、ロビー活動は立法・行政の全過程(議会・行政府・規制機関)が対象で、企業は税制・通商・サプライチェーン・補助金・規制などに関わる課題を中心に意見を伝える。今年は「One Big Beautiful Bill(OBBBA)」や国際緊急経済権限法(IEEPA)などがロビー活動の中心となった。

一方、対米ロビー支出1位のサムスンは、昨年862万ドル、今年第3四半期末時点で700万ドルを使用した。今年のザ・ヒル「最高のロビイスト」名簿にはジン・アイリサリ、ホリー・パタキの両氏が含まれている。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News