仁川国際空港公社のイ・ハクジェ社長(c)news1
仁川国際空港公社のイ・ハクジェ社長(c)news1

【12月16日 KOREA WAVE】韓国国土交通省で12月12日に開かれた業務報告の場で、仁川国際空港公社のイ・ハクジェ社長の答弁態度や業務理解の不足に対し、イ・ジェミョン(李在明)大統領が公開の場で厳しく叱責する場面があった。

報告の場で、イ・ジェミョン大統領は「関税庁に聞くと、出国時の検査は空港公社の所管だと言う。1万ドル以上の現金は持ち出せないが、100ドル札を本にしおりのように挟んで出れば引っかからないという話がある。本当にそうなのか」と具体例を挙げて質した。

これに対し、イ・ハクジェ社長は「我々が担うのは主に危険物品の保安検査であり、外貨の取り締まりは主に税関の業務だ。だが、今回も見つけた分は税関に引き渡した」と答えようとした。だが、説明は核心を避けたものとなったため、大統領は「答弁が不明瞭だ」として「質問したことに答えろ」「本当にできるのか、できないのか」と重ねて迫った。イ・ハクジェ社長が明確な答えを出せないと「他のところに行って遊ぶのか」と厳しく叱責した。

さらに大統領は、イ・ハクジェ社長がフルガダ(エジプト)空港開発事業の進捗を述べられない場面でも「資料に書かれたこと以外に何も知らないのか」と批判し、業務理解不足を強く指摘した。

これを受け、イ・ハクジェ社長は14日、自身のSNSに「12日以降、週末の間に数えきれないほど多くの知人から連絡があった」「皆、(大統領の)叱責を見て『辞任すべきだ』と受け取ったようだ」と心境を吐露した。

また「仁川空港では世界最高水準の航空専門家たちが日々努力している」と述べた上で「12日の騒動で、仁川空港全体が無能な集団と誤解されることを憂慮し、投稿に至った」とした。

イ・ハクジェ社長は、現金持ち出しに関して「不意の質問に戸惑い、適切に答えられなかった。不法な外貨持ち出しの摘発は税関の業務であり、仁川空港公社の検索業務は刃物・銃器・ライター・液体物など危険物に限られている。保安検索の過程で違法な外貨持ち出しが見つかれば、それを税関に引き渡している」「30年間空港で働いた職員でも、保安検索担当でなければ、しおりのように隠された紙幣を見つけられるかどうかは分からない問題」と付け加えた。

さらにイ・ハクジェ社長は「懸念されるのは、今回の件で『しおりのようにドル紙幣を隠せば見つからない』という認識が広まってしまったことだ。これを防ぐために100%の荷物開封検索を実施すれば、空港の運営は麻痺するだろう」と述べた。その上で「税関と実効性のある代案を協議していく」と明かした。

一方、フルガダ空港事業に関しては「大統領からは需要や展望について質問されたが、まだ入札公告すら出ていない初期段階のため、具体的な答えはできなかった。入札が出てもいない段階で需要を調査するのは現実的でなく、私自身も関連の報告を受けていなかった。入札公告が出れば、予算を投入して需要見通しを立て、入札の準備に万全を期す」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News