LAで年末に爆破計画 「極左」反政府グループ分派の4人逮捕 FBI
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【12月16日 AFP】「極左」反政府グループによる米ロサンゼルスで12月31日に計画していた爆弾攻撃に関連していたとして、容疑者4人が逮捕された。当局が15日、発表した。
容疑者4人について、米連邦捜査局(FBI)のカシュ・パテル長官は「タートルアイランド解放戦線(TILF)」として知られるグループの「過激な分派」のメンバーだったとX(旧ツイッター)で述べた。
また、TILFが「親パレスチナ、反法執行機関、反政府思想に動機づけられた過激派グループ」だと説明した上で、「31日にロサンゼルスの5か所を標的にIED(即席爆発装置)による連携攻撃を計画していたとみられる」と述べた。
さらに、ニューオーリンズでFBI捜査官がTILFに関連する5人目の人物を逮捕したとも発表。この人物は「別の暴力的な攻撃」を計画していたとしている。
逮捕を受けてパム・ボンディ司法長官は「オレンジ郡とロサンゼルスで発生する可能性があった」とし、「大規模で恐ろしいテロ計画を防いだ」と述べた。
ボンディ氏によると、グループはカリフォルニアでの爆破計画に加え、移民取り締まりを行う移民・税関執行局(ICE)の捜査官や車両への攻撃も計画していたとされる。
4人は共謀罪と破壊的装置の所持の罪に問われている。告訴状によると、そのうちの2人は手書きの爆破計画の文書を作成し、別の人物に渡していた。この人物は法執行当局の協力者だったとされる。
計画では、自家製の「パイプ爆弾」が入ったバックパックを5か所に設置し、2つの未特定の米国企業を標的にする予定だったとされている。(c)AFP