【12月12日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は9~11日に開かれた朝鮮労働党の中央委員会拡大総会の終わりに、「悪」を根絶すると誓い、ウクライナに侵攻するロシアに派遣した北朝鮮兵を称賛した。国営朝鮮中央通信(KCNA)が12日、伝えた。

金氏は11日、総会の締めくくりに、一部幹部の「誤った思想的観点と、消極的で無責任な勤務態度」を非難した。

さらに、「是正すべき欠点と悪しき慣行を指摘した」という。

一方で、ロシア軍と共にウクライナ軍と戦っている北朝鮮兵を称賛。「常勝軍、そして国際正義の真の守護者としてのわが軍と国家の威信を世界に示した」と述べた。

韓国の推計によると、ロシアに派遣された北朝鮮兵のうち少なくとも600人が死亡、数千人が負傷している。アナリストらは、北朝鮮は兵士派遣の見返りとして、ロシアから資金援助、軍事技術、食料、エネルギーの供給を受けていると指摘している。(c)AFP