【12月10日 AFP】ロシア大統領府は10日、ウクライナとの戦争ではロシアが勝利し、ウクライナ側による領土割譲の可能性に言及した、ドナルド・トランプ米大統領の考えとロシア政府の見解は一致していると述べた。

トランプ氏は米政治専門メディア「ポリティコ」のインタビューで、欧州の指導者らを「弱い」と批判し、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に選挙の実施を求めた。

このインタビューについて、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は10日、「NATO加盟の問題、領土の問題、ウクライナが領土を失っている状況など、多くの点でわれわれの理解と一致している」とAFPを含む記者団に語り、トランプ氏の発言を「非常に重要だ」とした。

トランプ氏はまた、国の規模からロシアは戦争終結に向けた交渉でより強い立場にあるとし、ウクライナがNATOに加盟することはないとも述べた。

これを受けてゼレンスキー氏は、安全が確保されれば新たな選挙を実施する用意があるとの考えを示した。ただ、ウクライナではロシアの侵攻後、戒厳令が発令されており、戦時下での選挙は法律上できない。

ゼレンスキー氏の発言について、ペスコフ氏は「今後の展開を見守る」と述べた。(c)AFP