韓国・地方から首都圏に移動した若者の所得、平均20%超増加
発信地:韓国
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韓国・北朝鮮
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【12月10日 KOREA WAVE】韓国政府の最新分析によると、2023年に地方から首都圏へ移動した若年層の所得が大きく増加した。男性は21.3%、女性は25.5%上昇し、首都圏への移動が経済的に有利であることが明らかとなった。
一方、首都圏から地方に移動した青年の所得増加率は男性11.5%、女性0.8%にとどまった。所得階層の変化では、首都圏移動者の34.1%が上位階層へ移動し、逆に地方移動者の26.2%は階層が下がった。
また、首都圏に移った若者の所得下位20%の割合は2022年の30.7%から2023年には21.0%に減少。ただし若年女性に限ると、35.9%が下位層に属し、男性よりも低所得層への集中が目立つ。
地域別の所得上昇率は、大邱・慶北で25.4%、釜山・蔚山・慶南で23.3%、全羅圏で20.5%など。首都圏から地方に移動した若年女性では、階層が下がった割合が29.8%と、上昇した割合22.3%を上回った。
国家データ庁と地方時代委員会は今回の調査結果を「5極3特」政策の見直しに活用する。アン・ヒョンジュン庁長は「地域政策の実効性向上に努める」と語った。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News