中国 雲崗石窟第18窟 8日から閉鎖・補修 その他エリアは通常開放
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【12月9日 CGTN Japanese】中国山西省の雲崗研究院が明らかにしたところによると、山西省大同市では年初以来、降雨の頻度と降雨量が例年の平均レベルを著しく上回り、連日続いた雨により、雲崗石窟の一部の洞窟では局部的な浸水が発生したとのことです。洞窟天井の亀裂を詳しく調査し、洞窟の浸水問題を解決するため、雲崗研究院は12月8日から雲崗石窟第18窟の閉鎖管理を実施し、病害調査、物理探査、雨天対策施設の設置など水害対策作業を進めることを決定しました。
第18窟は雲崗石窟芸術の典型的な代表作であり、平面楕円(だえん)形のドーム型天井の様式で、左右対称に多くの仏像が配置されています。北魏時代(386~534年)の多民族芸術の融合の成果を凝縮しており、同時期の民族融合の歴史と石窟造成技術を研究する上で重要な実例となり、極めて高い歴史的・芸術的・科学的研究価値を有しています。今回の第18窟閉鎖期間中、同石窟の他のエリアは通常通り公開されます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News