HSBC、中国テック企業に15億ドル支援
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【12月16日 東方新報】中国HSBC銀行(HSBC Bank China)(中国)は3日、中国本土で外資系銀行として初めて、テクノロジー系スタートアップを専門に支援する金融サービスブランド「HSBC科創金融(テック・イノベーション・ファイナンス)」を立ち上げ、総額15億ドル(約2326億2000万円)の融資枠を中国本土のテック企業向けに提供すると発表した。
近年、科学技術イノベーションは中国経済の高品質成長を支える原動力となりつつあり、革新的な中国企業の海外展開(いわゆる「テック企業のグローバル進出」)も加速している。金融サービスはその発展を支える重要なエンジンであり、今回の新ブランド設立により、HSBC科創金融のチームは、HSBCグループが世界各地で培ったサービス経験と専門知識を活かし、中国本土のテック、ライフサイエンス、医療・ヘルスケア分野などの革新企業を支援する。主に、ベンチャーキャピタルやプライベートエクイティの投資を受けたスタートアップや急成長企業が対象となる。
テック企業が軽資産型で新しいビジネスモデルを持つという特徴に応じて、HSBCは企業の中核技術、特許による参入障壁、市場の成長性などを総合的に評価し、それに適した金融サービスを提供する。15億ドルの融資枠に加え、運転資金、設備投資、資金管理、資金調達など、企業の成長段階に応じた金融支援を一貫して提供する。
HSBC銀行(中国)の王雲峰(Wang Yunfeng)社長兼最高経営責任者(CEO)は、「中国では活発なイノベーション生態系から次々と世界をリードする新産業企業が生まれている。これからの5年間でテックイノベーションはさらに加速し、中国企業の技術力は一段と高まるだろう。外資銀行は『テクノロジー金融』の強みを生かし、国境を越えた金融ネットワークで、小巨人企業(ハイテク中堅企業)やユニコーン企業、リーディングカンパニーを支援し、中国発のイノベーションと高度製造業の世界進出を後押しできる」と述べた。
「HSBC 科創金融」は、テック企業や投資家を対象としたグローバル金融ブランドであり、HSBCホールディングス(HSBC Holdings)が2023年にシリコンバレー銀行英国法人を買収した後に立ち上げた新ブランドである。現在、世界に900人以上の専門チームを擁し、中国、英国、米国、シンガポール、インドなど、イノベーション活動の活発な市場をカバーしている。(c)東方新報/AFPBB News