【12月8日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は7日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がロシアとの戦争終結に向けた計画に関与していないことに「少し失望している」と述べた。

トランプ氏は、ケネディ・センター名誉賞授賞式のレッドカーペットで、「われわれは(ロシアのウラジーミル・)プーチン大統領とも、ゼレンスキー大統領を含むウクライナ指導部とも対話してきた。そして、ゼレンスキー大統領がまだ和平案を読んでいないことに少し失望していると言わざるを得ない。数時間前の時点でそうだった」と、記者団に話した。

米国とウクライナ当局による数日間の交渉は6日に終了したが、明確な突破口は見いだせなかった。ゼレンスキー大統領は「真の平和」に向けたさらなる協議を続けるとしている。

この協議を前に、スティーブ・ウィトコフ米特使とトランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏は、ロシア大統領府(クレムリン)でプーチン大統領と米国の和平案について話し合ったものの、ロシア側はその一部を拒否している。(c)AFP