中国浙江省義烏市の年間輸出入額が史上初めて7000億元を突破
このニュースをシェア
【12月5日 CGTN Japanese】中国東部にある浙江省義烏税関の統計によると、義烏市の今年1月から10月までの輸出入額は、同期間としては史上初めて7000億元(約15兆4100億円)の大台を突破し、引き続き急速な成長を維持しています。
今年に入り、義烏市の輸出入額はこれまでの10カ月間で前年同期比25.2%増の7011億9000万元(約15兆4360億円)となり、2024年の年間輸出入額を上回っています。そのうち、輸出は24.4%増、輸入は31.1%増でした。
義烏税関統計分析課の徐暁氷係長は、「これまでの10カ月間に義烏市と輸出入貿易を行った国と地域は230に達しており、そのうち152の国と地域では貿易額が1億元(約22億円)を超え、164の国と地域では輸出入の伸び率が2桁を超えて前年の同期間より32増加した」と紹介しました。
貿易市場別に見ると、今年1月から10月にかけて、義烏市のアフリカ、中南米などの新興市場への輸出入はアフリカ市場が21.8%、中南米市場が14%増加し、ASEAN(東南アジア諸国連合)への輸出入の伸び率は50%を超えて51%に達し、力強い伸び率をみせています。
今年10月には中国・ASEAN自由貿易区の3.0版改定議定書が正式に調印され、中国企業がASEANで市場を開拓する新たなチャンスが到来しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News