米国務省、米平和研究所を改名「ドナルド・J・トランプ平和研究所」に
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【12月4日 AFP】米国務省はコンゴ民主共和国(旧ザイール)とルワンダの和平協定調印式を翌日に控えた3日、ドナルド・トランプ大統領に敬意を表し、米平和研究所(USIP)の名称を「ドナルド・J・トランプ平和研究所」変更したと発表した。
国務省はソーシャルメディアへの投稿で、「国務省はけさ、わが国史上最も偉大なディールメーカーであるドナルド・J・トランプ氏に敬意を表し、旧平和研究所の名称を変更した。ドナルド・J・トランプ平和研究所へようこそ。まだまだこれからだ」と述べた。
投稿には研究所の写真が添付されており、「United States Institute of Peace(米平和研究所)」の文字の上に「Donald J. Trump」とトランプ氏のフルネームが追加されている。
トランプ氏は2月、USIPの解体を求める大統領令に署名した。米メディアによると、USIPの所長は法執行機関によって本部から退去させられ、ワシントンに拠点を置く職員のほぼ全員が解雇された。
USIPは1984年にロナルド・レーガン元大統領によって設立された。議会から資金援助を受ける、国際紛争の予防と解決を目指す独立した非営利団体だ。
歴代大統領の下でシンクタンクのような機能を果たし、学者、研究者、国際問題の専門家を雇用していた。
トランプ氏は4日、コンゴ民主共和国のフェリックス・チセケディ大統領とルワンダのポール・カガメ大統領による和平協定の調印式に出席する予定だ。
トランプ氏は自らを「ピースメーカー(平和をつくる人)」と位置づけ、ノーベル平和賞受賞への意欲を隠していない。(c)AFP