【12月3日 AFP】台湾の情報機関トップは3日、中国の軍用機が中国と台湾を隔てる海域を通過する外国の艦船に対して「攻撃をシミュレート」したと述べた。

中国は台湾を自国の領土の一部と主張し、主要な国際航路である台湾海峡に対する管轄権を主張している。一方、米国、英国など各国は、この海峡をすべての船舶に開かれた国際水域とみなしている。

国家安全局(NSB)の蔡明彦局長は、米国、日本、オーストラリア、フランスを含む8か国が今年、この狭い海域に艦船を派遣したとした上で、中国が「すべての船舶」を追跡していると指摘。「時には空軍を動員して模擬攻撃を実施することもある。海峡での軍事的存在感や支配権を誇示する狙いがある」とも説明した。

蔡氏はまた、台湾は「国際的な同盟国」と情報を共有しており、中国の軍事活動に関する内容も含まれると述べた。

近年、中国が台湾への軍事的圧力を強める一方、台湾側も防衛費を増やしている。頼清徳総統は先週、今後8年間で400億ドル(約6兆2000億円)を追加投入し、多層的な防空システムの整備を重点とする方針を示した。(c)AFP