【12月5日 CGTN Japanese】中国の東南部に位置する浙江省杭州市の霊隠飛来峰観光区では無料化政策が導入され、12月1日に一般無料公開が始まりました。観光客は「実名予約、時間別観光」という規則に従って秩序よく観光区に立ち入ることができます。

霊隠寺、永福寺、韜光寺などを含む霊隠飛来峰観光区全体が無料化されました。観光区は無料化後の客足の大幅増に有効に対応し、文化財遺産をよりよく保護するために、「実名予約、時間別観光」の予約制度を導入しました。観光客は「杭州霊隠飛来峰」のミニプログラムを通じて、7日後までの観光を予約することができます。

杭州市西湖景勝地霊隠管理処の責任者によると、管理側の12月1日午前0時時点の統計では3万1500人が予約をしていたとのことです。

杭州市政府は2002年から、西湖周辺の観光区の無料措置を続々に実施してきました。西湖そのものも5A級観光区として中国で初めて無料化されました。杭州市は2011年に「杭州西湖の文化的景観」が世界遺産リストに登録されたことに伴い、観光区管理、環境衛生、観光客向けサービスなどに力を入れ、デジタル化された管理手段を通じてより良い観光体験を観光客に提供すると同時に、市民の生活をより便利にしています。現在までに、西湖周辺の観光区の8割以上が無料化され、観光客の1人当たりの滞在時間は2.1日延びました。統計によれば、2024年には杭州全市の観光収入が約3450億3000万元(約7兆6000億円)に達したとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News