【12月3日 AFP】イランの国営メディアは2日、干ばつに見舞われている首都テヘランとその周辺地域の貯水池の水量が、昨年の同時期と比べて55%少ないと伝えた。

国営通信IRNAは、「現在、テヘラン州のダム貯水池の総量は1億7000万立方メートルだが、昨年の同時期には3億8100万立方メートルあった」とする、テヘラン州水道当局者の報告を伝えた。

干ばつは観測開始から60年で最悪となっている。こうした状況を受け、イラン政府は人工的に降雨を誘発するクラウド・シーディング(人工降雨)や、節水のため水道供給を定期的に停止する措置を講じている。

また、各地では雨を願う祈りがささげられている。(c)AFP