ロシア、ウクライナ東部の主要2都市を制圧と発表
このニュースをシェア
【12月2日 AFP】ロシアは1日、東部ウクライナの主要な軍事物流拠点であるドネツク州のポクロフスクと、ハルキウ州のヴォフチャンスクを制圧したと発表した。
ロシア大統領府(クレムリン)は今回の制圧をテレグラムに投稿。ロシアとの和平案を巡り米国と協議を続けるウクライナに対し、さらなる圧力となる。
道路と鉄道の要衝で、侵攻以前には約6万人が居住していたポクロフスクは、ここ数か月の間、ロシアからの激しい攻撃の標的となっていた。
先月、ウクライナはロシアの攻撃を防ぐために特殊部隊を含む増援部隊をポクロフスクに派遣。しかし、数百人のロシア兵が市内に入ったという。
ロシア国防省は、ロシア兵がポクロフスクの中央広場で国旗を掲げる様子を映したとされるビデオを投稿した。
ポクロフスクの制圧により、ウクライナの他の前線での補給線が複雑化し、ロシアがさらに北や西へ進軍するための足がかりを得ることになる。また、近隣のウクライナ軍駐屯地がロシア軍に包囲される危険性もある。
一方、ヴォフチャンスクは、2024年5月以来、戦闘によって壊滅的な被害を受けていた。
ロシアのアンドレイ・ベロウソフ国防相は、今回の占領を「勝利への重要な一歩」と称賛した。(c)AFP
