英劇作家トム・ストッパードさん死去、88歳
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【11月30日 AFP】1999年の映画『恋におちたシェイクスピア』の脚本でオスカーを受賞した英国の劇作家トム・ストッパードさんが死去した。88歳だった。所属事務所が29日、発表した。
ストッパードさんは、シェイクスピアの「ハムレット」に登場する脇役を題材にした不条理な悲喜劇『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』で注目され、真剣なテーマとコメディを融合させた独自の作風を確立した。
所属事務所ユナイテッド・エージェンツは「トム・ストッパードさんが、家族に囲まれながらドーセットの自宅で安らかに息を引き取った」と明らかにした。
チャールズ英国王とローリング・ストーンズのフロントマン、ミック・ジャガーさんがSNSで追悼の意を表した。
ジャガーさんはX(旧ツイッター)に「トム・ストッパードは私のお気に入りの劇作家」と投稿し、「彼は知的でユーモアに富んだ壮大な作品群を私たちに残してくれた。いつまでも恋しく思う」と語った。
チャールズ国王は「私たちの最も偉大な作家の一人」の死の知らせに「深い悲しみ」を覚えていると述べ、「彼の作品は挑戦的で感動的であり、観客を鼓舞した。それは自身の個人的な歴史から生まれたものだった」と付け加えた。
ストッパードさんは、アカデミー賞以外にもオリビエ賞を3回、トニー賞を5回受賞している。いずれも演劇界で最も権威のある賞だ。
1937年にチェコスロバキア(当時)で生まれ、ナチス・ドイツの占領から逃れて英国に避難した。学校を卒業した後はジャーナリストとなり、その後、劇作家としてのキャリアを歩み始めた。
約60年にわたるキャリアの中で、演劇、テレビ、ラジオ、映画のために執筆した。(c)AFP