【11月29日 AFP】学歴詐称疑惑の渦中にあるルーマニアのイオニツ・モシュテアヌ国防相は28日、履歴書に大学卒業歴を「誤って」記載したとして辞任した。

モシュテアヌ氏は、履歴書に実際には通ったことのない大学を卒業したと記載したことを認め、北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるルーマニアと欧​​州が「ロシアの攻撃を受けている」今、学歴詐称騒動で国民の「気を散らしたくない」と述べた。

2022年にロシアがウクライナに全面侵攻を開始して以来、ルーマニアには無人機がたびたび領空侵犯し、領内に無人機の残骸が落下している。

25日にも、ウクライナと国境を接する東部で無人機が墜落した。

ルーマニアはまた、ロシアが昨年の大統領選への干渉を含む「ハイブリッド攻撃」を行っていると非難している。大統領選は無効とされ、再選挙が行われた。

モシュテアヌ氏はフェイスブックで、「本日、国防相を辞任した」と述べ、「ルーマニアと欧州はロシアの攻撃にさらされている。わが国の国家安全保障はいかなる犠牲を払ってでも守らなければならない」と付け加えた。

27日に公表されたメディアによる調査で、履歴書に実際には通ったことのない大学を卒業したと記載していたことが明らかになり、辞任圧力にさらされていた。

モシュテアヌ氏はフェイスブックで、記載は「誤り」だったと謝罪。

「2016年にオンラインで見つけたテンプレートを使って急いで作成した履歴書に、恥ずかしい誤りがあった。当時はこれらの詳細にあまり注意を払っていなかった」とで述べた。

モシュテアヌ氏は、数か月にわたる政治的混乱の末、親欧州派の新政権が発足した今年6月に国防相に任命された。

イリエ・ボロジャン首相はプレスリリースで、暫定国防相にラドゥ・ミルツァ経済・デジタル化・起業・観光相を指名する方針を明らかにした。(c)AFP