【11月28日 AFP】フランス・パリのルーブル美術館は27日、欧州連合(EU)域外からの訪問者の入館料を45%値上げすると発表した。これにより、米国や英国、中国などからの観光客は入場料として32ユーロ(約5800円)を支払うことになる。

ルーブル美術館はAFPに対し、値上げによって年間最大約2000万ユーロ(約36億円)の収入増を見込んでおり、これを構造的問題の改善に充てると説明した。

値上げは2026年1月14日からで、EU域内およびアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー以外の国からの来館者は、従来より10ユーロ(約1800円)高い入館料を支払うことになる。

ルーブル美術館の発表によると、2024年の来館者は約870万人で、そのうち69%が外国人だった。最多は米国人で、中国人は3番目だったという。(c)AFP