【11月30日 CGTN Japanese】中国科学院古脊椎動物・古人類研究所の付巧妹副所長は11月27日、石モウ(山冠に下は昴の下の部分)遺跡に関する最新の科学研究成果を発表しました。

付副所長の研究チームは中国西部にある陝西省考古研究院などと協力して、石モウ遺跡やその周辺遺跡、そして中国北部にある山西省南部から出土した169点の古代人骨試料について核ゲノム解析を行いました。

研究では、遺伝学的な確固たる証拠により、石モウ文化の主体となる人々が陝西省北部の仰韶文化後期の人々に由来することを実証し、文化および人々の系譜の連続性を明らかにしました。また、先史時代の農耕・牧畜民が広範に交流していた姿も浮かび上がりました。

最も重要な成果として、石モウ古城内部の4世代にわたる家族の系譜が詳細に再現され、父系の血縁を中心に社会的階層が形成されていたことが明確に示されました。これは、中国における初期の国家形成と発展過程を理解する上で前例のない社会組織のモデルを提供し、東アジアにおける初期国家の権力継承、支配層の構造を探るための初となる直接的な遺伝学的証拠となります。

今回の研究成果「石モウ古城の古代DNAが明かす新石器時代中国の地域の親族関係と社会習俗」は、11月27日付けの国際学術誌「ネイチャー」オンライン版に掲載されました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News