トランプ氏、女性記者をまた侮辱 今度は「ばか」呼ばわり
このニュースをシェア
【11月28日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は27日、女性記者を「ばか」と呼んだ。トランプ氏は最近、気に入らない質問をした女性記者への侮辱を繰り返している。
トランプ氏は南部フロリダ州にある私邸で米在住のアフガニスタン人の身上調査関する質問に答えていた際、記者の言葉を遮り、「あなたはばかなのか? ばか者なのか?」と述べた。
ホワイトハウス近くで26日、州兵2人が銃撃された。容疑者は、2021年に米軍がアフガンから撤退した後に米国に連れて来られたアフガン国籍の男とみられている。
この記者はトランプ氏に対し、トランプ政権もアフガンからの移住者については徹底的に身元調査を行っていたと発表していたにもかかわらず、なぜジョー・バイデン前大統領のせいにするのかと質問した。
これに対しトランプ氏は「彼ら(バイデン前政権)が招き入れたからだ」と答え、イスラム主義組織タリバン政権の復権に伴いアフガンを逃れる人々を乗せた米軍機の写真を掲げた。
トランプ氏は「(彼らは)ここにいるべきではない何千人もの人々と一緒にやって来た。あなたはばか者だから、ただ質問しているだけだ」と述べた。
侮辱と傲慢(ごうまん)な発言はトランプ時代のトレードマークだが、トランプ氏は最近、特に女性記者を目の敵にしているようだ。
トランプ氏は26日にも、自身の年齢と衰えの兆候に焦点を当てた米紙ニューヨーク・タイムズの報道に激怒し、記事を書いた女性記者を「内面も外見も醜い」と侮辱した。
トランプ氏は今月、別の女性記者を「子豚」、さらに別の女性記者を「ひどい人」と罵倒している。(c)AFP