【11月28日 AFP】イランの最高指導者アリ・ハメネイ師は27日、米国のドナルド・トランプ政権は自国との接触や協力に「値しない」と述べた。

イラン革命防衛隊(IRGC)傘下の民兵組織「バシジ」をたたえる国家指定の日に、テレビ演説でハメネイ師は「そのような政府(米国)はイスラム共和国のような政府が接触したり、協力したりするに値しない」と述べ、イランが米政府にメッセージを送ったといううわさを「まったくのうそ」と否定した。

また、今年6月のイスラエルとの12日間戦争について、「米国とイスラエルはいかなる目的も達成できなかった」と述べた。

イスラエルは前例のない爆撃作戦をイランに対して開始し、米国も一時的に参戦してイランの主要な核施設を攻撃した。これを受けて、4月に開始されたイランと米国の核協議はとん挫している。

演説の中でハメネイ師は、戦争中のイランの「国民的団結」を称賛し、「体制に異論を持つ者でさえそれを支持した」と述べ、この団結は「維持され、評価されなければならない」と付け加えた。(c)AFP