■ウクライナに「打てる手はほとんどない」

プーチン氏は27日、ロシアがウクライナ東部ドネツク州のポクロウシク(ロシア名:クラスノアルミイスク)とミルノフラード(ロシア名:ディミトロフ)でウクライナ軍を包囲したとの主張を繰り返した。ドネツク州はロシア軍の重要目標とされ、最激戦地になっている。

プーチン氏は「クラスノアルミイスクとディミトロフは完全に包囲されている」と述べた。

さらに、ロシアはハルキウ州ボルチャンスクとドネツク州シベルシクにも軍を進めており、重要な兵站(へいたん)拠点であるザポリージャ州フリャイポレにも迫っていると付け加えた。

プーチン氏は、ロシア軍の攻勢は「事実上阻止不可能であり、打てる手はほとんどない」と述べた。

これに対しウクライナ側は、ポクロウシクとミルノフラードが包囲されているというロシア側の主張を否定し、ウクライナ軍は前線で敵を阻止し続けていると述べている。

プーチン氏はさらに、ゼレンスキー氏の正統性にも疑問を呈し、現時点では同氏とのいかなる合意も法的に「ほぼ不可能」だと述べた。ゼレンスキー氏の正統性に疑問を呈する主張は、ウクライナとその支援国の不満を招いている。

米シンクタンク「戦争研究所(ISW)」のデータをAFPが分析したところ、ロシア軍は2025年、ウクライナ領を毎月平均467平方キロを制圧しており、2024年よりも進撃を大幅に加速させている。(c)AFP