【11月29日 CGTN Japanese】中国東部に位置する浙江省寧波市北侖区の笠山で、45歳の男性が山の半ばの断崖絶壁に取り残される事故が発生しました。通報を受けて消防隊が現場に急行し、山の麓から見上げると、男性は数十メートルの高さのほぼ垂直な岩壁に取り付いた状態で、足元には安定した支点がなく、わずかな動きでも転落しかねない危険な状況でした。

消防による現場調査の結果、この山は急峻で、男性の上方には山道があるものの、安全にロープを固定できる支点が見当たらず、通常の山岳救助ではリスクが高いことが判明しました。さらに男性の足には古傷があり、移動が困難な状況でした。

現場の複雑な状況を踏まえ、指揮官は消防のはしご車による「空中救助」を決断しました。山のふもとで最適な作業位置を確保した上で、はしごを伸ばし、慎重に高度を上げながら男性のすぐそばまで接近しました。消防隊員がはしごから降りて男性に安全装備を装着し、そのままはしご車で無事に地上まで救出しました。男性にけがはありませんでした。

45歳の男性は当日、山菜採りのため山へ登りましたが、収穫した山菜を急斜面に落としてしまい、無理に取りに行った際に身動きが取れなくなったということです。消防は登山者に対し、「安全第一」を強く呼び掛けています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News