【11月27日 AFP】26日に米ホワイトハウス近くで州兵2人を銃撃し重傷を負わせた容疑者は、2021年に米国へ入国したアフガニスタン出身の移民だと、米メディアが報じた。

米紙ワシントン・ポストやNBCなどによれば、法執行当局者や捜査に詳しい関係者が容疑者をアフガニスタン国籍の人物と特定した。米入国後はワシントン州に居住していたという。当局はまだ、公式に身元を公表していない。

ワシントンのミュリエル・バウザー市長は今回の事件について、単独犯による「標的型の銃撃だ」と述べ、「その人物は拘束された」と発表した。

NBCは、米連邦捜査局(FBI)がこの攻撃をテロの可能性があるとして捜査していると伝えた。また、CBSニュースは、法執行当局者が容疑者は29歳で、拳銃を使用したと伝えたと報じている。

両兵士は、トランプ氏が全米で展開を命じた犯罪対策の州兵部隊の一員で、「危篤状態」にあるとFBIのカシュ・パテル長官が述べた。

フロリダ州に滞在して不在だったドナルド・トランプ米大統領は、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、容疑者を「けだもの」と非難し、「容疑者も重傷だが、非常に高い代償を払うことになるだろう」と述べた。(c)AFP