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【11月26日 KOREA WAVE】20年前に小児白血病を克服した女性が、婚約者の家族に病歴を理由に結婚を反対される出来事が話題となっている。11月19日、韓国のあるオンラインコミュニティに投稿された「白血病のせいで結婚を反対されている」との書き込みが注目を集めた。

投稿者の女性は、6歳で小児白血病を発症したが、両親の支えにより完治。現在は健康に暮らしており、体調管理にも特に気を配っていると明かす。

しかし、婚約者の母親との初対面で病歴を正直に話したところ、態度が一変し、結婚に反対されたという。

婚約者の母親は「孫も白血病になるかもしれない」「再発すれば息子が苦労する」と主張し、さらには「親の育て方に問題があるのでは」と暴言を浴びせた。これを受け、女性は「結婚そのものを考え直したい」と心情を吐露した。

投稿には「病歴差別だ」「遺伝の知識がない」といった批判が殺到する一方、「親の立場では理解できる」との声も一部で見られた。しかし、小児白血病の大半は遺伝とは無関係な後天的変異によるもので、遺伝的要因によるリスクは極めて低い。

また、完治後5年以上経過した患者の長期生存率は約92%とされており、再発は主に治療から数年以内に集中する。女性のように20年近く健康に過ごしているケースでの再発は稀とされ、専門的見地からも婚約者の母親の発言は根拠に乏しい。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News