中国・寧夏でタンチョウの生息を確認 野生の貴重な姿を撮影
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【11月25日 CGTN Japanese】中国北西部の寧夏ホイ族自治区石嘴山市恵農区にある石嘴子浜河湿地自然公園でこのほど、地元の野鳥写真愛好家が国家1級重点保護野生動物のタンチョウ1羽の撮影に成功しました。
撮影された写真には、優雅な姿を見せるタンチョウが写っています。全身は純白の羽毛に覆われ、首には灰黒色のしま模様が環状にあり、翼の先端は黒色という特徴的な外観を持ちます。その姿は、密集したクロヅルの群れの中で特に目立つ存在となっており、鮮明な対照を成しています。背景には住宅街や通信塔が確認できることから、この地域が人間の生活圏と近接していることが分かります。今の季節は渡り鳥の移動シーズンに当たり、これら貴重な鳥類が湿地で休息と栄養補給をしているものとみられています。
クロヅルは国家2級重点保護野生動物に、タンチョウは国家1級重点保護野生動物に指定されています。これら2種類のツルが同じ地域で同時に観察されることは極めて珍しい現象で、現地の自然環境の質の高さを示す証拠でもあります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News