【11月24日 AFP】オーストラリア議会で24日、極右議員がブルカを着用して出席し、多数の議員から「人種差別的」と非難された。

議会でブルカを着用したのは反移民を掲げる右翼政党「ワン・ネーション」のポーリン・ハンソン氏。当日は、自身が30年にわたって主張してきた、顔を覆う衣服を禁止する法案の上院への提出を試みていた。

法案の提出が他の議員らによって阻止されると、ハンソン氏は数分後に黒いブルカを着用して戻り、議会の席に着いた。

この行動は同僚議員たちから激しい非難を受けた。

緑の党のラリッサ・ウォーターズ氏は、この行動を「信仰を持つ人々への侮辱」と表現。「これは極めて人種差別的で危険だ」と指摘した。

ペニー・ウォン外相も、この行動を「無礼」と非難した。

「この場に来ることは、私たち全員にとって大きな特権だ」と述べ、「私たちは州を代表し、あらゆる信仰、あらゆる背景を持つ人々を代表している。そして、それを品位を持って行うべきだ」と非難した。

ハンソン氏はブルカを脱ぐことを拒否し、議会の進行は一時中断された。

同氏が議会でイスラム教徒の衣装を着たのはこれが2回目。2017年には、安全上の問題がブルカによってもたらされると主張し、その着用と「テロ」とを関連付けた。

ハンソン氏はイスラム教を「私たちの文化やイデオロギーと相容れないもの」と表現している。

ワン・ネーション党は支持を拡大しており、今月オーストラリア・ファイナンシャル・レビュー紙が報じた世論調査では、過去最高の18%の支持を得ている。(c)AFP