【11月24日 AFP】ナイジェリア・キリスト教協会は23日、カトリック学校から武装集団に拉致された300人以上の生徒のうち、少なくとも50人が脱出したと発表した。

武装集団は21日、中部ナイジャ州のキリスト教カトリック系セントメリーズ学校を襲撃し、303人の生徒と12人の教師を連れ去った。

この事件は国内では最大規模の集団拉致で、17日には北西部ケビ州の中等学校が武装集団に襲撃され、女子生徒25人が拉致されたばかりだった。

同協会は「生徒50人が脱出し、両親と再会したという朗報を受けた」と発表している。

拉致されたのは8歳から18歳の男女の生徒で、同校の総生徒数629人のほぼ半数にあたる。

一方で同国のボラ・ティヌブ大統領は同日、先週別の襲撃事件で拉致された礼拝者38人が救出されたと明らかにした。

18日に西部クワラ州にある教会が襲撃され、その様子は録画されてオンライン配信されていた。この襲撃により2人が死亡しており、拉致された礼拝者38人は後に治安部隊によって救出されたと、ティヌブ大統領がX(旧ツイッター)に投稿した。

アフリカで最も人口の多い国であるナイジェリアでは治安不安が高まり、一部地域では学校の閉鎖が相次いでいる。

11年前にボルノ州チボクでイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が学校を襲撃し、女子生徒約300人を拉致した事件以降、同国では身代金目的の集団拉致が相次いでいる。武装集団は警備の手薄な遠隔地の寄宿学校を狙うことが多く、ほとんどの被害者は交渉後に解放される。(c)AFP