【11月24日 AFP】米国のマルコ・ルビオ国務長官は23日、和平案についてウクライナおよび欧州当局者とスイス・ジュネーブでの一連の会談を終え、「素晴らしい」進展があったと述べたものの、依然として多くの不確実性を残した。

ウクライナ代表団のトップを務める大統領府のアンドリー・イェルマーク長官も記者団に対し「非常に良い進展」があったとし、「ウクライナ国民が望む公正で持続的な平和に向けて前進している」と語った。

ドナルド・トランプ米大統領は、4年近くに及ぶ紛争を終わらせる計画を27日までに承認するようウクライナに求めている。

トランプ氏の28項目からなる計画は、侵攻を受けたウクライナに領土の割譲、軍の縮小、そしてNATOに加盟しないことを誓約させる内容となっており、ウクライナ側はロシア側の強硬な要求を一部受け入れることになる草案の修正を求めた。

トランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏やスティーブ・ウィトコフ米特使を含む代表団を率いたルビオ氏は記者団に対し、意見の相違を狭める作業が「非常に大きく」進展したと述べた。

「残っている課題は克服できないものではない。必ず到達できると本当に信じている」

ルビオ氏は、最終的には「両大統領が合意する必要がある」と強調し、「まだ取り組むべき課題がいくつか残っている」と述べた。

また、「当然ながら、ロシアにも発言権がある」とし、ロシア大統領府(クレムリン)の協力を得る前に「引き続き取り組む必要のある問題がいくつかある」と続けた。

この発言を前にトランプ氏は、協議中のウクライナを非難。自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、「ウクライナ『指導部』はわれわれの努力に対し全く感謝を示していない」と投稿すると、欧州諸国が戦争を止めるために十分なことをしていないと批判したが、ロシアへの直接的な非難は行わなかった。

直後にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「米国、そしてトランプ大統領個人に感謝している。米国の支援はウクライナ人の命を救っている」とX(旧ツイッター)に投稿した。

ウクライナ代表団は、未公表となっている修正された米草案について「すでにウクライナの主要な優先事項の大半を反映している」と述べた。

トランプ氏が「進展の報告に非常に満足している」と語ったルビオ氏は、27日までに合意が可能かと問われると、「期限はできるだけ早くまとめたいということだ」と答えた。

「非常に大きな進展があった。合理的な期間内に、非常に近い将来、到達できると楽観している」(c)AFP