【11月21日 AFP】ブラジル北部アマゾン地域の都市ベレンで開催中の国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)の会場で20日、火災が発生し、会議が一時中断した。

火災は敷地内のパビリオンで発生し、騒然とした現場では参加者らが足早に出口に向かい避難した。会議の代表団によると、火災警報やスプリンクラーは作動しなかったという。

国連職員と警備員が消火にあたり、出火はまもなく鎮火。ブラジル当局によると、負傷者の報告はないとしているが、煙を吸い込んで手当を受けている人がいる。

当局によると、「被害は限定的」で運営に関する修復を終えたとし、会議は21日に再開する。

オーストラリアの環境医師団と共にCOP30に参加している緊急医療専門家で医師のキンバリー・ハンフリー氏は、煙を吸い込んだ人の手当をサポートした。

「緊急計画がなく、出口が分からないことが(火災の)恐怖と重なった」とAFPの取材に応じた。

火災の原因は明らかにされていないが、ブラジルのセルソ・サビーノ観光相は、電気系統の故障による出火の可能性があるとしている。

パビリオンで働いていた複数の女性によると、仮設の電気基盤に水が滴っていたと述べた。(c)AFP