ギリシャ・アルバニア国境の洞窟に巨大クモの巣、約11万匹生息
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【11月20日 AFP】ギリシャとアルバニア国境にある洞窟で見つかった巨大なクモの巣には、異なる種類のクモが約11万匹生息していた──。科学誌「Subterranean Biology」に発表された研究論文で、その詳細が分かった。
このテニスコートの半分ほどの大きさを誇る巨大なクモの巣は、ギリシャとアルバニアの両方に伸びる「硫黄の洞窟」で数年前に見つかった。最初に報告したのはチェコ洞窟学会のメンバーだ。
発見された蜘蛛の巣は約106平方メートルの面積を覆い、その中には約6万9000匹の「イエタナグモ」と、4万2000匹以上のサラグモ科のクモ「プリネリゴネ・バガンス」が生息していた。
アルバニア、ルーマニア、ベルギー、ドイツ、イタリアの大学や自然史博物館の研究者たちは「通常は単独で生活するこれら2種のクモが集団的な巣を形成した初めての事例」だと指摘した。
さらに、巣の空間的な分布や大きさ、種の構成や個体密度、餌資源の状況などから、このクモの群れは非常にユニークで注目に値すると評価した。
「硫黄の洞窟」の入り口はギリシャ側にあるが、その最深部はアルバニアにある。深部から湧き出る泉の水に硫黄が豊富に含まれていることがその名前の由来となっている。(c)AFP