コンサートやスポーツチケットの高額転売を禁止へ、英国
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【11月20日 AFP】英国政府は19日、コンサートやスポーツの試合などのチケット価格をつり上げて転売する行為を禁止する方針を示した。
転売プラットフォームやダフ屋は、チケットを定価より大幅に高い値段で販売することが多く、音楽業界やファンの間で怒りを呼んでいた。
今年の英ロックバンド「オアシス」再結成ツアーの英国公演では、一部チケットが法外な価格になったことが世間の強い反発を招き、この問題が浮き彫りとなった。
ビジネス貿易相のピーター・カイル氏は「英国には素晴らしい音楽、エンターテイナー、スポーツスターがそろっているが、ファンが締め出されてしまえば、それはダフ屋の利益になるだけだ」とし、「われわれは彼らのビジネスモデルを打ち砕く大胆な措置を講じ、より多くのファンが公正な価格でお気に入りのスターを楽しめるようにする」と述べた。
消費者団体「Which?」の調査によると、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催されたオアシスの公演の一部チケットは、転売サイト「Viagogo」で4000ポンド(約82万円)以上で販売されていた。
政府の計画では、転売プラットフォームに対してサービス料の上限を設け、個人が初回販売で購入可能な枚数を超えて転売することを禁止する。
政府は、この措置により年間でファンの負担が1億1200万ポンド(約230億円)削減され、平均転売価格が37ポンド(約7500円)下がると試算している。
一方で転売プラットフォーム側は政府の方針に反発しており、「Viagogo」などは、事業が二次販売市場に依存していることから、新規則によりファンが規制されていないサイトに流れると警告した。(c)AFP