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【11月19日 KOREA WAVE】韓国におけるボイスフィッシング(音声による詐欺)による被害額が2025年、初めて1兆ウォン(約1100億円)を突破した。年末までまだ2カ月を残しているため、最終的な被害額はさらに拡大しそうだ。

警察庁が11月15日に明らかにしたところによると、2025年1月から10月までのボイスフィッシングによる被害額は1兆566億ウォンに達し、件数は1万9972件だった。1兆ウォンの大台を超えたのはこれが初めて。

2021年には7744億ウォンだった被害額は、一時2023年に4472億ウォンまで減少したものの、2024年には再び8545億ウォンと急増し、今年に入ってからは一層の増加傾向を示している。

一方で、発生件数は2021年の3万982件から減少しているが、被害額の増加に伴い、1件あたりの平均被害額も2021年の2498万ウォンから2025年には5290万ウォンと、約2倍に跳ね上がった。

警察と金融当局は、最近の犯行手口の高度化が原因とみている。被害者のスマートフォンに悪性アプリをインストールさせ、個人情報や金融情報を抜き取り、被害者の財産を根こそぎ奪う手法が多く見られるという。

ただ、月別の統計では、2025年10月の被害額は699億ウォン、件数は1226件と、年間で最も少ない。これは警察が9月に「電気通信金融詐欺統合対応団(ボイスフィッシング統合対応団)」を設置し、本格的な対策に乗り出したことや、カンボジアにおける違法詐欺組織の取り締まり強化が奏功した結果とみられている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News