【11月24日 東方新報】総投資額約8億元(約174億7104万円)の中国・河南省(Henan)・商丘観堂空港(Shangqiu Guantang Airport)の建設が17日、正式に始まった。商丘市(Shangqiu)は河南省・山東省(Shangdong)・江蘇省(Jiangsu)・安徽省(Anhui)の四省が接する地点に位置し、「豫東(河南省東部)の玄関口」として知られている。

商丘観堂空港は軍民共用空港として位置付けられ、飛行区等級は4C級となる。2024年7月には、空港の可行性調査報告書が国家発展改革委員会から正式に承認された。計画では、8機分の駐機場、3基の搭乗橋、9000平方メートルのターミナルビルを整備し、長さ2600メートル、幅50メートルの滑走路を改修・拡張する。加えて、誘導路システムやエプロンなどの付帯施設も整備される。設計目標は、2030年に旅客90万人、貨物・郵便3600トン、2050年には旅客280万人、貨物・郵便7800トンの取り扱いを見込んでいる。

商丘観堂空港は、商丘市が掲げる「鉄道・道路・水運・航空」を結ぶ総合交通ハブ構築の重要な一環であり、対外開放の拡大、ハブ機能の強化、地域経済の高品質な発展に大きな意味を持つ。空港が完成すれば、全国の総合交通ネットワークにおける商丘の拠点性が高まり、地域成長の核としての役割を果たしながら、全国統一市場へのさらなる融合を後押しし、河南省が全国規模の物流・市場循環のハブ、そして「双循環」の重要な支点となることに寄与する。(c)東方新報/AFPBB News