バングラデシュのハシナ元首相に死刑判決、人道に対する罪
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【11月17日 AFP】バングラデシュの裁判所は17日、国外に逃亡中のシェイク・ハシナ・ワゼド元首相(78)に対し、人道に対する罪で有罪とし、死刑を言い渡した。
ハシナ氏は、2024年8月に自身が失脚するきっかけとなった学生主導の大規模抗議デモに対し、弾圧を命じ、多数の死者を出したとして「人道に対する罪」に問われていた。
ハシナ氏はインドに滞在している。帰国して裁判に出廷するよう命じられていたが、起訴内容を否認した上で出廷しなかった。
裁判を担当したゴラム・モルツァ・モズムデル判事は、「人道に対する罪を構成するすべての要素が満たされている」と述べ、有罪判決を言い渡した。
また、扇動、殺害命令、残虐行為を止めるための措置を取らなかったことの三つの罪状で有罪とされたと明らかにし、「一つの刑罰、すなわち死刑のみを科すことを決定した」と述べた。この様子は全国テレビで生中継された。(c)AFP